犬・猫の定期健診
犬や猫は言葉で体調不良を伝えることができないため、健康診断(定期健診)は病気の予防と早期発見に欠かせないステップです。
「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、心臓病や腎臓病、腫瘍などは初期には症状が出にくく、気づいたときには進行していることもあります。
当院では、年齢やライフステージに合わせた健診プランをご提案し、大切なご家族が健康で長生きできるようサポートいたします。
健康診断でわかること
定期健診では、普段の診察だけでは見つけにくい病気の兆候を早期に発見することが可能です。
- 心臓病・腎臓病・肝臓病 などの臓器疾患の早期発見
- 腫瘍や内分泌疾患(ホルモン異常)などの初期サインの発見
- 生活習慣病(肥満・糖尿病など)のリスク評価
- 栄養状態や加齢による体調の変化のチェック
健診は「病気を見つけるため」だけでなく、日常の生活改善や予防につながる大切な機会です。
検査内容
当院の健康診断では、以下のような基本的な検査を組み合わせて行います。必要に応じて、追加検査もご提案いたします。
- 一般身体検査(体重測定、聴診、触診など)
- 血液検査・尿検査・便検査:臓器の状態や感染症、栄養バランスの確認
- レントゲン検査:胸部や腹部の臓器、骨格の評価
- 超音波(エコー)検査:心臓や腹部臓器の内部を詳しく観察
これらの検査により、外見ではわからない内臓の異常を早期に把握することができます。
おすすめの健診頻度
動物の年齢やライフステージに応じて、健診の頻度は異なります。
- 成長期(子犬・子猫):ワクチンや寄生虫予防とあわせて定期チェック
- 1歳~6歳(成犬・成猫):年1回の定期健診
- 7歳以上(シニア期):年2回の精密健診を推奨
特にシニア期は、半年ごとに詳しい検査を行うことで、腫瘍や臓器疾患を早期に発見できる可能性が高まります。
飼い主様へのメッセージ
犬や猫は本能的に体調不良を隠すため、「気づいたときには病気が進行していた」ということも珍しくありません。
だからこそ、定期的な健康診断は「病気の早期発見」「未然の予防」に直結します。
当院では、飼い主様と一緒に大切な家族の健康を守るため、ライフステージに応じた健診をご案内しております。ぜひお気軽にご相談ください。
